【月間収支】2022年08月
プラマイゼロとちょい負けの境目ぐらい微妙な数字だったのでどうするか悩みましたが、先月まで続いていた「14か月連続でマイナス収支ナシ」という記録をこれで継続するのは違和感を感じたので今月で終了。
14か月ぶりの敗北です。
購入EA、プレゼントEA
自作EA
8月に自作のアノマリーEA「Never」をリリースしました。
ドル円、ユーロドル共にです。
そして、その1つ「Never_USDJPY」が今月は絶不調。
今月の敗因はこいつです。
長らく好調が続いていたのですがリリースした月に過去最高のマイナスとは・・(笑)
「Never」をリリースしたことで私の使用しているEAは全て入手可能になりました。
「これで15か月連続で負け知らずのラインナップが組めますよ!」
と言いたかったのですが、連勝記録も今月で途絶えてしまうというね・・・。
やれやれといった感じです。
救いは8月も円安が進行したので「Tender」が荒稼ぎをしていていることですね。
9月に入ってちょうど販売開始から1年が経ちました。
販売ページのフォワードは計算しやすいように「0.01Lot」で計測をしています。
0.01Lotで1年で80,460円の利益。
証拠金100万円あたりの推奨Lot「0.05」で計算すると402,300円の利益。
この1年は円安の追い風もあって年利40.2%という好成績。
これをGemForexのような100%ボーナスのあるブローカーで運用したら証拠金は50万円で済むので年利にすると80.4%になります。
なかなかふざけた利率ですね。
こういう技を販売ページにも載せたいのですが、ゴゴジャンの販売ページには海外ブローカーに関する事は記載NGのルールがあるのでブログなどでしか紹介出来ないのです。
なので、私に限らずTwitterなどで使用しているEAの作者を見つけたらフォローしておくといい事があるかもしれませんよ。
EAの稼働口座
今まで国内口座をメインに使っていましたが、これからは海外口座をメインにしました。
このブログにもちょいちょい書いていましたが、海外はレバレッジが効くので「必要証拠金が抑えられる」という目的で数か月前から探していました。
何個か候補が見付かって国内口座と平行して使っていたのですが、8月中旬に事件が起きます。
指標発表のタイミングでOANDAのスプレッドが400PIPS(4円)以上に広がりました。
これが発生するとブレイクアウトEAにありがちな「100円を超えたらロングエントリー、損切は99円」という逆指値で注文を入れているケースは全滅です。
私は逆指値で注文を入れておくタイプのEAは採用しないので無害でしたが「100円でエントリーした瞬間、96円で損切」みたいな感じだったんだと思います。
OANDAもこれは「不正なスプレッドだった」と発表し、被害にあったトレードは全てではなさそうですが補填はしたようです。
補填対応も早かったようで信頼の高さが見えました。
めでたしめでたし。
で、終わってはダメだと感じました。
最悪のケースを想定してみます。
異常なスプレッドでも値動きでもなんでもいいです。
「1ドル100円でエントリー。損切を99円に入れているので最大でも100万円の損失だ」と覚悟しておいてところ「90円で決済したので1000万円の損失です」となったとします。
そしてブローカーはそのトレードは「不正ではありません」と公表したとします。
口座に100万円しか入金してなかったとしても、あなたは1000万円を支払う必要があります。
現金を持っていないなら家や土地を売ることになるのかな?
それでも無理なら自己破産?
FXで作った借金は自己破産出来ないって記事もあるがどうなんでしょうね。
というルールに合意して我々はトレードしてるんだよなとマジマジと考えてしまいました。
果たして自分にその覚悟があったのかと。
正直言って、そこまでの覚悟はなかったですね。
「そんな事態が起きることはまずないよ」という意見は正しいと思います。
巨大隕石が落ちてきてアメリカ本土の8割が吹っ飛んでしまった。など要因は何でもいいです。
どんな理由であれ「それが起きたならしょうがない。破産しますわ。」と言える覚悟がなかったので国内ブローカーから撤退しました。
税金面など国内ブローカーの魅力的な面は多いんですが、破産の可能性をゼロにすることを選びました。
おまけ情報として、最近起きた大きい出来事「ロシアがSWIFTから排除された時」の国内ブローカーの動きを紹介しておきます。
この時、ボクはロシアルーブルを保持していたので鮮明に覚えています。
知っていた人もいると思いますが、当時のロシアルーブルは
・国内ブローカーA:ロングポジションでプラススワップ
・国内ブローカーB:ショートポジションでプラススワップ
という両建てをしていれば稼げる状態でした。
新興国通過は値動きが激しいのでレバレッジを2~3倍に抑えても年利15%という悪くない利回りでした。
それがしばらく続き、ある日曜日に「ロシアがSWIFTから排除」の発表がありました。
月曜の窓は過去最高になるだろうとの予想でしたが両建てしていたのでそれほどビビってはいなかったです。
そして月曜の朝を迎えます。
ロングポジションを持っていたブローカーAはロスカット。
スプレットも大きく広がっていた事もあり、口座残高はマイナスを叩き出しました。
電話でマイナス分の金額を入金しろという追証の連絡が来た時に、レートやスプレッドについて聞きましたが「カバー先がそのレートになっていまして・・・申し訳ありませんが正常値です」と回答されました。
ブローカーAの残高がマイナスになっていてもショートポジションを持っているブローカーBを決済すればチャラだろう。
と考えていました。
しかし、ブローカーBはトレード開始時間になっても決済注文が出せなかったのです。
いつも決済ボタンがある所には「電話で問い合わせください」の表示が・・。
もちろんすぐに電話しました。
「カバー先からレートが出てこない状況でして・・いつ再開出来るかも未定ですね」
との回答でした。
もし停止している間に価格が戻ってしまったら・・いや、それどころか元の価格以上になってしまったら・・・
など色々と悪い事が頭をよぎります。
結果的には約1時間後に再開しました。
レートはそれほど動いてなかったですがスプレットが鬼のように広がっていたので、それまで両建てでチマチマ稼いだ金額など余裕で吹っ飛びました。
という事を通して、ブローカーにとっては「何があってもカバー先が正」なのだと感じました。
これが悪いと言いたいのではなく、ブローカーもこれが自分の身を守るための行動なのだと思います。
我々ユーザーも自分の身を守ることを最優先に考える。
その前提の上でwinwinな関係が築けたらいいですね。
というのがブローカーとの付き合い方なんじゃないかと感じました。
以上です。
今月はEA収支以外の事の方がメインになってしまった感もありますが・・来月もEAに頑張ってもらいましょう!
いい記事ですね!
返信削除ところで、tenderの2011年以前のバックテストはどんな感じですか?